初めまして。朱井と申します。
最近EDHなるフォーマットに手を付け始めたのでしたが、他フォーマットと異なり「環境による」部分が多く、客観的な研究ができないこともあってか、(私の収集能力が低いと言われればそれまでですが)なかなか情報がうまくまとまっておらず、そもそも自分のカードに関する知識が乏しいというのもあり、構築が難航しています。そこでWeb上で有識者の方々からの意見疑問文句を期待してこのようにDiarynoteを利用することにしました。
さて、本題の《カーの空奪い、プローシュ》のフィニッシュ手段です。
今回、私はこのクリーチャーを統率者に据えて《ドラゴンの嵐》を使ったコンボで勝利を目指していこうと思います。
しかし《ドラゴンの嵐》コンボは私の知る限り2種類存在しています。双方の特徴から、どちらを採用するべきか吟味しなくてはなりません。
一つは、《玉座の災い魔》《ヴァルカスの災い魔》《ウトヴァラのヘルカイト》《ジャンドの暴君、カーサス》等を運用し、戦闘を絡めて致死ダメージを与えるコンボ。
もう一つは、《ヴァルカスの災い魔》《帰ってきた刃の翼》《変わり身の狂戦士》+何かしらのドラゴンで無限ダメージを与えるコンボ。
前者について
〇メリットは単体性能の高さ(あくまで比較的ですが)。
引いてきたドラゴンを適当に叩きつけても割と戦えます。
〇デメリットは無駄牌の多さ。
上述に加え、《龍王コラガン》《世界を溶かすもの、アタルカ》は大抵デッキに入りますから《ドラゴンの嵐》と合わせて7枚ものスペースをこのコンボに割くことになります。そのうちに手札に来てしまうとコンボが成立しなくなるカードもある中で、サブコンボのスペースを確保しづらいというのはなかなか厳しいものです。
後者について、まあ概ね前者の評価をひっくり返したものになりますが。
〇メリットは無駄牌の少なさ。
前者の7枚に比べ、こちらは(《ドラゴンの嵐》1枚からコンボを狙うとして)5枚。
そして戦闘を介する必要が無い。
ですから戦闘によって何らかのアドバンテージをもたらすカード(例、《狩人の眼識》《凶暴な熱口》《ドルイドの保管庫》等)の恩恵を受けたそのターンにコンボを狙えます。
〇デメリットは単体性能の低さ。
こっちのドラゴン(と多相の戦士)は残念ながら…
これらのメリット、デメリットを比較検討した結果、前者の雑なビートダウンプランがあまり好きでは無いこと、後者の研究が私の見る限りあまり進んでいないことからひとまず後者のコンボ(「覇権ヴァルカス」とでも名付けておきます)を掘り下げていこうと思いました。
サブプランについてですが、プローシュおなじみの《食物連鎖》コンボを採ることにします。理由は「生物除去に強いから」です。
もちろん《ヴァルカスの災い魔》とでも無限コンボを成せる《食物連鎖》ですが、それではメインコンボたる「覇権ヴァルカス」と弱点が被ってしまいます。
できるだけ軸をずらすことでデッキの対応力の向上を図ります。
その《食物連鎖》とのパートナーに選ばれるのは一般的には《溶鉱炉の大長》ですが、今回「戦闘によって何らかのアドバンテージをもたらすカード」の採用を検討している以上、ここについても頭を悩ませる必要があります。
「戦闘を介さず」「除去に強い」パートナーとして白羽の矢が立ったのは《鍛冶の神、パーフォロス》です。しかし、《溶鉱炉の大長》と比較した時のデメリットとして
〇アクセス手段が少ない
《激情の共感者》《出産の殻》あたりは単体性能もさることながらフィニッシュ時の《溶鉱炉の大長》のサーチ手段としてもデッキに貢献してくれます。
〇除去耐性がそこまで高くない
エンチャントであることが多く、破壊不能もついている《鍛冶の神、パーフォロス》ですが、バウンスや追放には無力です。
これらの2点が挙げられます。「戦闘によって何らかのアドバンテージをもたらすカード」を有効活用できるということ、加えて先置きが可能である(コンボが絡まなくとも大ダメージを与えられるかもしれない)というメリットとの比較になりますが、正直どちらが優れているのかわかりません。とはいえ8割方役割が被っている以上どちらかに採用を絞りたいところではあります…。
追記:3t目に《カーの空奪い、プローシュ》のキャストを狙うような構成にするとそれまでに《鍛冶の神、パーフォロス》を場に出す余裕が無いので、デッキ全体の構成とも関わってきそうな問題でしたね…。個人的にはそもそも6マナでアドバンテージは稼げるがトークンだけでは何もできないジェネラルのマナベースを例えば《トレストの密偵長、エドリック》や《放浪の吟遊詩人、イーサーン》のような軽く、自己完結気味なジェネラルのそれと同じようなものにすることに疑問を感じています。コンボの無駄牌を2,3枚削っても後引きで腐るマナソースが多ければ焼け石に水ですし。この辺は速度とのトレードオフなのでうまい落としどころをみつけていきたいところです。
とまあこんな感じでつらつらと書いてみました。冗長な文章にお付き合いいただきありがとうございました。「こんなメリット、デメリットを見逃してるよ!」だとか、「その理屈でいくとこのカードの方が相性が良いんじゃない?」だとか、「論理が破たんしている」だとか意見疑問文句等あればどんどんコメントしてください。
追記:今回カード名を全て人力で打っていたのですが、しんどい上ミスも起こるかもしれないので何か便利なツールがあれば教えて下さい…
最近EDHなるフォーマットに手を付け始めたのでしたが、他フォーマットと異なり「環境による」部分が多く、客観的な研究ができないこともあってか、(私の収集能力が低いと言われればそれまでですが)なかなか情報がうまくまとまっておらず、そもそも自分のカードに関する知識が乏しいというのもあり、構築が難航しています。そこでWeb上で有識者の方々からの意見疑問文句を期待してこのようにDiarynoteを利用することにしました。
さて、本題の《カーの空奪い、プローシュ》のフィニッシュ手段です。
今回、私はこのクリーチャーを統率者に据えて《ドラゴンの嵐》を使ったコンボで勝利を目指していこうと思います。
しかし《ドラゴンの嵐》コンボは私の知る限り2種類存在しています。双方の特徴から、どちらを採用するべきか吟味しなくてはなりません。
一つは、《玉座の災い魔》《ヴァルカスの災い魔》《ウトヴァラのヘルカイト》《ジャンドの暴君、カーサス》等を運用し、戦闘を絡めて致死ダメージを与えるコンボ。
もう一つは、《ヴァルカスの災い魔》《帰ってきた刃の翼》《変わり身の狂戦士》+何かしらのドラゴンで無限ダメージを与えるコンボ。
前者について
〇メリットは単体性能の高さ(あくまで比較的ですが)。
引いてきたドラゴンを適当に叩きつけても割と戦えます。
〇デメリットは無駄牌の多さ。
上述に加え、《龍王コラガン》《世界を溶かすもの、アタルカ》は大抵デッキに入りますから《ドラゴンの嵐》と合わせて7枚ものスペースをこのコンボに割くことになります。そのうちに手札に来てしまうとコンボが成立しなくなるカードもある中で、サブコンボのスペースを確保しづらいというのはなかなか厳しいものです。
後者について、まあ概ね前者の評価をひっくり返したものになりますが。
〇メリットは無駄牌の少なさ。
前者の7枚に比べ、こちらは(《ドラゴンの嵐》1枚からコンボを狙うとして)5枚。
そして戦闘を介する必要が無い。
ですから戦闘によって何らかのアドバンテージをもたらすカード(例、《狩人の眼識》《凶暴な熱口》《ドルイドの保管庫》等)の恩恵を受けたそのターンにコンボを狙えます。
〇デメリットは単体性能の低さ。
こっちのドラゴン(と多相の戦士)は残念ながら…
これらのメリット、デメリットを比較検討した結果、前者の雑なビートダウンプランがあまり好きでは無いこと、後者の研究が私の見る限りあまり進んでいないことからひとまず後者のコンボ(「覇権ヴァルカス」とでも名付けておきます)を掘り下げていこうと思いました。
サブプランについてですが、プローシュおなじみの《食物連鎖》コンボを採ることにします。理由は「生物除去に強いから」です。
もちろん《ヴァルカスの災い魔》とでも無限コンボを成せる《食物連鎖》ですが、それではメインコンボたる「覇権ヴァルカス」と弱点が被ってしまいます。
できるだけ軸をずらすことでデッキの対応力の向上を図ります。
その《食物連鎖》とのパートナーに選ばれるのは一般的には《溶鉱炉の大長》ですが、今回「戦闘によって何らかのアドバンテージをもたらすカード」の採用を検討している以上、ここについても頭を悩ませる必要があります。
「戦闘を介さず」「除去に強い」パートナーとして白羽の矢が立ったのは《鍛冶の神、パーフォロス》です。しかし、《溶鉱炉の大長》と比較した時のデメリットとして
〇アクセス手段が少ない
《激情の共感者》《出産の殻》あたりは単体性能もさることながらフィニッシュ時の《溶鉱炉の大長》のサーチ手段としてもデッキに貢献してくれます。
〇除去耐性がそこまで高くない
エンチャントであることが多く、破壊不能もついている《鍛冶の神、パーフォロス》ですが、バウンスや追放には無力です。
これらの2点が挙げられます。「戦闘によって何らかのアドバンテージをもたらすカード」を有効活用できるということ、加えて先置きが可能である(コンボが絡まなくとも大ダメージを与えられるかもしれない)というメリットとの比較になりますが、正直どちらが優れているのかわかりません。とはいえ8割方役割が被っている以上どちらかに採用を絞りたいところではあります…。
追記:3t目に《カーの空奪い、プローシュ》のキャストを狙うような構成にするとそれまでに《鍛冶の神、パーフォロス》を場に出す余裕が無いので、デッキ全体の構成とも関わってきそうな問題でしたね…。個人的にはそもそも6マナでアドバンテージは稼げるがトークンだけでは何もできないジェネラルのマナベースを例えば《トレストの密偵長、エドリック》や《放浪の吟遊詩人、イーサーン》のような軽く、自己完結気味なジェネラルのそれと同じようなものにすることに疑問を感じています。コンボの無駄牌を2,3枚削っても後引きで腐るマナソースが多ければ焼け石に水ですし。この辺は速度とのトレードオフなのでうまい落としどころをみつけていきたいところです。
とまあこんな感じでつらつらと書いてみました。冗長な文章にお付き合いいただきありがとうございました。「こんなメリット、デメリットを見逃してるよ!」だとか、「その理屈でいくとこのカードの方が相性が良いんじゃない?」だとか、「論理が破たんしている」だとか意見疑問文句等あればどんどんコメントしてください。
追記:今回カード名を全て人力で打っていたのですが、しんどい上ミスも起こるかもしれないので何か便利なツールがあれば教えて下さい…
コメント
「MTG 辞書」等で検索すれば出てきます。
ありがとうございます。おかげさまで楽に正確にカード名を記述できそうです。